STAFF INTERVIEW
スタッフインタビュー
林 貴之

五感を活用し、変わりゆく状況に対応。製油所の安定稼働と地域の環境を守っています。

林 貴之
TAKAYUKI HAYASHI
水質保全グループ 水質保全チーム
構内作業員/主任/2007年入社
インタビュー

自動車整備士から水質保全の道へ。当社とは幼少期からの縁がありました。

車好きが高じて、入社前はカーディーラーで自動車整備士を務めていました。約2年の勤務を経て退職後、当社に移るきっかけになったのは、現在も構内グループで燃料油の出荷を取り仕切る、父の存在。水島製油所の水質保全の仕事に空きが出たと、声をかけられたのです。転職先の検討は始めていましたが、幼いころには社員旅行に同行したこともある身近な会社。仕事の中身について詳しくは知らなかったものの、当時感じた和やかな社風が印象に残っていたことから応募に踏み切り、新たなキャリアをスタートさせることになりました。
インタビュー

厳格な環境基準が敷かれた瀬戸内海。廃水処理に間違いは許されません。

日々、膨大な量の石油を精製する水島製油所では、操業に伴い油分を含んだ廃水も多く発生します。それらにろ過、生物処理、薬剤の投与などの処理を施して汚染物質を取り除き、安全に排出するのが、瀬戸内海に面して設けられた廃水処理設備の役割です。水質保全グループでは、設備の運転や保全、水質検査を担当。瀬戸内法と呼ばれる法律で定められた厳しい環境基準を満たすよう、24時間スタッフが常駐する体制を取っています。業務は原則2名1組で実施。水温やペーハー値に異常があれば、部下と連携して迅速に対応しています。
インタビュー

現場で培った感覚が、水質保全という仕事に携わるうえでの最大の武器に。

役職がついた現在は、製油所全体の水質状況がひと目でわかる計器室での監視業務が主体ですが、水質保全の仕事は現場を理解して初めて成り立つものです。実際、入社間もないスタッフは、設備各部への注油、簡単な修理などの業務からスタート。その過程で五感を磨き、廃水の色や臭いから水質の変化を察知できるように成長していきます。現場で異常に気づいた部下から具体的な対処について提案があると、とても頼もしく感じられるもの。普段の指導や経験が結びつき、その場で考えて仕事ができるようになったことを実感できます。
インタビュー

ふたつとして同じケースのない現場。その状況を楽しみ、原動力にしてほしい。

廃水の水質は、各プラントの操業状況や天候によって変わるもの。新たなプラントが導入されれば、水の流れそのものに影響がおよびます。私自身、長らく勤務を続けていますが、まだまだ経験していない局面はたくさんあるはず。計器の値ではすべてが把握できないだけに、今後も意識的に現場に足を運んでノウハウを蓄積し、どんなイレギュラーにも動じず対応できるとともに、部下の能力を存分に引き出せる人材を目指したいです。変化を楽しめる人、常に学び続けようという意思を持った人には、きっと充実感のある仕事だと思います。
インタビュー:2019年9月
林 貴之
林 貴之
水質保全グループ 水質保全チーム
構内作業員/主任/2007年入社
異業種から水質保全の仕事に飛び込み、10年以上。一つひとつの現場経験を糧にキャリアアップし、親しみやすいキャラクターで職場を引っ張っている。自宅に帰れば、4歳と1歳の二児の父。社員旅行などのイベントにも家族ぐるみで参加し、同僚との親交を深めている。

8:00〜17:00月~金 (祝祭日を除く)

086-455-9611

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